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8月, 2024の投稿を表示しています

CB400SFがやってきた

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どうしても4発のバイクに乗りたくなってちょっと頑張ってみた。 今まで小型しか免許が無かったのでそこからスタート。 5時限のコースで卒検まで行けるから余裕ぶっこいてたら卒検2回も落ちた。 3回目の卒検で一本橋3.9秒というタイムを叩き出すも70点で合格という奇跡を起こしたw スーフォアじゃなきゃ嫌だと言う訳ではなかったんだけれど、他の選択肢が中々難しい。古かったり部品がなさそうだったり球数が少なそうだったり、高すぎだったり。 車検が面倒だけれどやっぱり一番無難な所ではないかと。 やっぱり4発は良いね~♪ 何時かの一曲 Van Halen - Can't Stop Lovin'You

何時かの写真 #203

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夕暮れ時、夏祭りの熱気が町を包み込んでいました。赤や白の提灯が並び、駅前の通りからお祭り会場までの道には、たくさんの人々が楽しそうに歩いていました。子供たちは浴衣を着て、手には金魚すくいやヨーヨーを持ち、笑い声があちこちで聞こえます。屋台の匂いが漂い、賑やかな音楽が響く中、夏の夕日が町全体をオレンジ色に染めていました。 その夕日の中、駅前の横断歩道に一台の黄色いタクシーが停まっていました。タクシーの運転手はベテランのヒロシ。今日も仕事終わりに近づき、祭りの混雑で少しばかり疲れを感じていましたが、夕日の美しさに心がほっと和らいでいました。ヒロシは窓を開けて、涼しい風を顔に感じながら信号が変わるのを待っていました。 ふと、タクシーの後部座席から小さな声が聞こえました。「おじさん、あの提灯、すごく綺麗だね。」声の主は小学3年生のユウキ。ユウキは母親と一緒にお祭りに向かう途中で、タクシーに乗っていました。お母さんは駅からお祭り会場まで歩くのが大変だからと、短い距離でもタクシーを使うことにしたのです。 ヒロシはバックミラー越しにユウキの目が輝いているのを見て、優しく微笑みました。「そうだね。この時期は祭りの提灯が町を明るくしてくれる。お祭りは楽しみ?」 ユウキは大きく頷きました。「うん!お母さんと一緒に金魚すくいをするんだ。それに、焼きそばも食べるんだよ!」 タクシーの中は一瞬にして明るい空気に包まれ、ヒロシも自分の子供の頃を思い出しました。「それはいいなぁ。焼きそばは美味しいよな。昔、僕も祭りに行ってたくさん食べたよ。」と言いながら、ヒロシは信号が青に変わったのを確認して、ゆっくりと車を発進させました。 車は横断歩道を渡り、提灯が照らす祭り会場へと近づいていきます。夕日がビルの間に沈み、提灯の灯りが一層鮮やかに輝き始めました。駅前の喧騒から少し離れ、タクシーは狭い道を進んでいきます。道沿いには、たくさんの屋台が並び、たこ焼きやかき氷、綿あめの香りが漂ってきました。 「ここで大丈夫です。」ユウキのお母さんが静かに言い、ヒロシは車を停めました。ユウキはワクワクしながらドアを開け、外に飛び出しました。「ありがとう、おじさん!またね!」と元気よく手を振りながら、ユウキはお母さんと一緒に提灯が並ぶ道を駆け出しました。 ヒロシはその光景をしばらく見守りながら、ほっとした表情を浮かべまし...

何時かの写真 #202

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青空が広がる夏の午後、日本の田舎町では緑豊かな田畑が一面に広がっていました。その風景の中で、青空を背景にまっすぐに伸びる送電線が、田んぼの上を縫うようにして続いていました。白い雲がぽっかりと浮かび、時折その雲が送電線に影を落とすように動いていました。 その日、少年のケンジは一人で自転車に乗り、いつもの道を走っていました。ケンジはこの町で生まれ育ち、夏休みになると毎日のように自転車で遠出するのが楽しみでした。特に晴れた日は、大好きな青空とその中に伸びる送電線の美しさに心を奪われるのです。 「今日はどこまで行こうかな」と、ケンジは自転車のペダルをこぎながらつぶやきました。彼は田んぼ道を進み、目の前に広がる風景を楽しんでいました。送電線が彼の進む先を示すように空へと続いているのを見て、ケンジはふと思いました。「この送電線はどこまで続いているんだろう?」 ケンジはその問いに答えを見つけるために、送電線をたどってみることにしました。彼は自転車のスピードを少し上げ、送電線の下を走り続けました。青空には白い雲がいくつか浮かんでおり、その雲の影が時折ケンジに涼しい瞬間を与えました。 しばらく進んだ先で、ケンジは丘の上にたどり着きました。その丘は町全体を見渡せる場所で、そこからは送電線が遠くの山々まで続いているのがはっきりと見えました。ケンジは自転車を止めて丘の上に立ち、風に吹かれながらその光景を見つめました。 「こんなに遠くまで続いているんだ…」ケンジはその壮大さに感動しました。送電線はどこまでも伸び、山々や森を越えて、遠い場所まで電気を届けているのだと感じました。彼は自分の小ささと、広がる世界の大きさを感じ、何か冒険心をくすぐられるような気持ちになりました。 その時、ふと一つの雲が送電線にかかり、その影がケンジの目の前に落ちました。ケンジはその影を見つめながら、「あの雲も、送電線と一緒に旅をしているんだろうか?」と、少し不思議な気持ちになりました。空を見上げると、雲はゆっくりと流れ、青空と送電線と共に景色を作り上げていました。 ケンジはその光景を心に刻みました。「送電線と雲は、一緒にどこかへ向かっているんだ。僕も、いつかもっと遠くに行ってみたいな」と、未来への期待が膨らみました。 夕方が近づき、陽が少しずつ傾き始めると、ケンジは帰る時間だと感じました。自転車にまたがり、丘を下り始...

何時かの写真 #201

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ある猛暑の日、日本の古い町にある神社に、観光客が少しずつ訪れ始めていました。神社は緑豊かな森の中にあり、その境内には立派な鳥居や古い木々が立ち並んでいました。神社にはシンボル的な存在である鹿が数頭、自由に歩き回っていました。また、神社の石畳の上には鳩たちが集まり、観光客から餌をもらうのを楽しみにしていました。 その日、神社にやってきたのは小学五年生の少年、ユウタでした。ユウタは夏休みの間、祖父母の家に遊びに来ており、この神社には何度も訪れていました。神社に来るのが大好きなユウタは、特に鹿や鳩と触れ合う時間を楽しみにしていました。 「今日も暑いなぁ…」と、ユウタは汗を拭きながら神社の境内を歩いていました。手には小さな袋を持っており、その中には鹿や鳩にあげるための餌が入っていました。彼は早速、鹿たちのいる場所に向かいました。 神社の奥には鹿が数頭いて、その周りには金網が設置されていました。金網は、鹿が観光客に近づきすぎないようにするためのものですが、鹿たちはその金網の近くで餌を待ちわびていました。ユウタは金網のそばに立ち、袋から餌を取り出しました。 「おいで、おいで!」とユウタは鹿たちを呼びました。すると、何頭かの鹿がゆっくりと近づいてきました。ユウタは笑顔で餌を差し出し、鹿たちは慎重に彼の手から餌を受け取りました。鹿の柔らかな目と大きな耳が、ユウタの心を和ませました。 餌をあげているうちに、鳩たちもユウタの周りに集まり始めました。彼は餌を少しずつ撒き、鳩たちが地面に降りてきて、餌をついばむ様子を眺めました。「みんな、お腹いっぱいになってね」とユウタは鳩たちにも優しく声をかけました。 その時、金網の向こう側で少し遠くにいた一頭の小鹿が、金網越しにユウタをじっと見つめていました。小鹿はまだ少し臆病そうで、他の鹿たちが餌を食べているのを遠くから見ているだけでした。ユウタはその様子に気づき、小鹿に向かって手を差し伸べました。 「大丈夫だよ、怖くないよ」とユウタは優しく話しかけました。小鹿は少しずつユウタの方に近づいてきましたが、まだ不安そうな様子です。ユウタは金網越しに手を伸ばし、小鹿のために餌を差し出しました。しばらくして、小鹿はついに勇気を出してユウタの手から餌を食べました。 「よし、よくできたね!」ユウタは嬉しそうに小鹿の頭を撫でました。小鹿は安心したのか、ユウタに寄り...